◇盲人福祉会館建立基金募金活動(1982年〜1989年)から◇

このようにしてして活動が始まりました。

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募金活動

全羅南道盲人福祉会館建立基金募金のお願い

1985年10月吉日

発起人 河正雄

謹啓、ますますご清康のこととお慶び申し上げます。
このたび私は、光州市内に全羅南道盲人福祉会館を建立するための基金を
在日同胞の皆様にも呼びかけて広く募金をお願いすることになりました。
全羅南道には1500余名の盲人が居住しておりますが、生活は困窮を極め
社会的にも恵まれず福祉の光は今だ充分ではありません。
私は1982年、郷土全羅南道には盲人福祉会館がなく盲人達の強い要望を
受けて活動を始めました。
1983年には光州市内に20坪の会館を借りて社団法人韓国盲人福祉協会全南支会を
発足させ、東光州青年会議所との姉妹関係を結んで全南道民の協力をえて事業を推進し
支援をして参りました。
その間の活動の結果、彼等が真に自立して社会参加するためには現在の会館では
手狭となり又、2階にあたるため転落事故も発生し運営資金も不足で十分な活動が
できません。
そこで私は、別紙の通り光州市において国内の親しい画家から100点の絵の寄付を受けて
「盲人福祉会館建立のための慈善展」を開催し募金活動をすることになりました。
私はあわせて日本に居住する同胞の皆様にもこの運動の輪を広げて下さるよう
協力をあおぎ、その基金の全てを道知事に寄託し道や光州市の援助をもあおぐ所信で
ございます。
祖国は88年ソウルオリンピックに向けて、先進国の仲間入りをめざし、福祉社会建設に
努力しています。
私は在日二世でありますが皆様と共に祖国の発展になんらかの寄与を出来ますことを
光栄に思います。
何卒、愛郷心と同胞愛のこもった精神的な篤志を寄せて頂ければ幸いです。


全南盲人福祉会館建立事業計画案

1986年3月31日

1.会館建立日 1986年度の予定

2.事業の目的 全南の盲人達が自立し社会参加出来るよう、教育及び技術取得と研究、
          親睦と交流の場所となる福祉会館を建立する事業おこなう。
          ※社会的情勢の変化により多少の変更はある。

3.事業の大綱  @敷地買収/光州市内予定
           60坪予定 7000万ウォン
           A会館建設/事務所治療室図書館等
           60坪予定 7000万ウォン
           B治療及び教育実習器具図書購入等
           3000万ウォン
           C運営資金

           総計 2億ウォン
          ※時勢の変化より多少の変更はある。

4.資金調達計画 @慈善展による売上金及び道民募金  5000万ウォン
           A在日における募金 第1期        2000万ウォン
                         第2期        3000万ウォン
           B公共団体による援助金 道より     5000万ウォン
                            光州市より  5000万ウォン
           1〜2の民間募金1億ウォン達成後道及び光州市に援助要請する。
            総計 2億ウォン

(1)募金報告
@ 第1期募金               11274000ウォン
       利息                 236457ウォン
A 慈善展売上金             16509000ウォン
B 第2期募金               26740000ウォン
C 寄贈品 タイプライター5台       3312000ウォン
                 計      58071457ウォン
             内現金計      54759457ウォン

※上記@〜Bの募金及び売上金を1986年4月25日午前9時東京王仁ライオンズ会員
一同、そして午後1時在日全南道民会会員一同が全南道庁を訪問、全錫洪知事に各々
伝達する。Cのタイプライターは全南盲人福祉協会代表に伝達する。
※@〜Cの募金、慈善展絵画等作品寄附者名簿は別紙の通り。

(2)今後の募金活動方針
@ チャリティー福引募金 1986年4月26日実施  募金目標 15000000ウォン
  実施方法は 「慈善福引会」別紙の通り
A 第3期募金 1986年4月1日〜12月末日     募金目標 30240543ウォン

(3)以上(1)〜(2)の在日及び道民による民間募金1億ウォンを1986年末まで達成し
道知事に寄託する。

(4)基金作品寄贈寄附者は会館建立後記念石碑に刻名して顕彰する。

※1986年3月31日現在

慈善展作品寄附者


(ソウル)
西洋画 呉承雨、郭桂晶他19名
彫刻   金昌熙他1名
韓国画 李龍子他2名

(大邱)
西洋画 3名

(大田)
彫刻 2名

(全州)
西洋画 朴南在他4名

(裡里)
西洋画 1名

(光州)
西洋画 呉承潤、黄栄性他18名
彫刻  金行信
陶芸  ゙基正
韓国画 8名
書芸  6名

(木浦)
西洋画 5名

(順天)
西洋画 5名

(霊巌)
西洋画 3名

(日本)
西洋画 郭徳俊

慈善福引会

抽選会場 光州市 観光ホテル宴会場

抽選日時 1986年4月26日午後7時

当選発表 ●抽選会場
       ●光州日報 1986年4月27日紙上
       ●当選者に通知

募金目標 日貨 3000000円 韓貨 15000000ウォン

賞品    西洋画、彫刻、書、韓国画 総数56点

募金伝達 福引券の売上金より経費を差引いた額を抽選会場にて
       道知事に寄託する。

※賞品は当選者が持ち帰るものとする。

1989年4月会館完成

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